玄侑宗久氏の講演

2年前から行きたいと思っていた玄侑氏の講演を聞いてきました。ご自身のお寺も被害に遭われたらしいですが、今では僧侶そのものよりも、地域の代弁者として、色々ご多忙のようで、お疲れのようでした。相馬の馬は保護できたけれど、牛を3500頭殺すように政府から?言われていて困っているとか。福島県の1万人の学生は、県外へ避難したとか。一方ラッキー教授の研究で、数十シーベルト放射能は、
ラットの実験では、繁殖が高く、長生きだったとか。バナナに放射能が高いとか、東京では銀座が1番放射能が高いって、ふうんー でした。お通夜や葬式中に、住職と近親者は逃げずに堂内に残っていて全滅したとか、お寺の1階と2階に分裂して、住職が二階ごと流されたとか、コンビニ内で、茫然と立っていたり、机の下に隠れたものの、コンビニが倒壊して全滅の話も。早く外へ逃げて下さいとのことでした。カメラが映像を残していたのだとか。お話はよどみなく、お着物に道行をお召のまま、不思議な感じでした。TVで見たとおりの方でした。買った本には、筆で、一如、円通、和、と1冊ずつ書いて下さいました。握手をしていただいたら、とても手が温かいので、やはり血流がいいのでしょう。京都の花園大学の講師とか、慶大で講師とか、本当に引っ張りだこなのですね。文化庁長官に会議の前に呼び出されているとか、これからも、ずっと大変だと思いますが、御身ご自愛下さるよう、いつまでもご活躍を祈りました。女性に人気、70代くらいまでの女性が9割くらいでした。鴨長明の「方丈記」が、今の津波地震被害をよく表していると、良い声で朗読して、説明して下さいました。大学の先生にも本当に向いていらっしゃる。仏教の授業も聞いてみたいです。