寂れたお寺

かぐや姫が出てきそうな、立派な竹がうっそうと林立している竹林。信長の父の記念碑がある中国風のお寺があった。ご本尊は暗くて小さくてよく見えない。弁天様を拝むのに千円の拝観料。なぜ千円かって、ネットで調べたら、そこにはインドがルーツの性器がご神体、のお宝がたくさん飾ってあるからでした。梵語を唱えて願い事をするそうだけど、そのカタカナで書かれた梵語が舌噛みそうで、7回も唱えられそうもないのです。フランスの田舎の朽ち果てた石の教会は風情があったけれど、寂れたお寺はもの悲しい。
江戸時代から続く大きな市営墓地も、今は無縁仏が多くなり、あちこちに連絡してくださいという立札が立っているんだとか。5年経っても事務所に連絡がないと、売りに出されるそう。夜に行ったら、確実にどろろ〜んと何か出そうな感じの処。かなりごちゃごちゃしていて、先日探していたお墓が見つけられなかった。墓地から50cmくらいの処にはマンションがいくつか建っている。そう、駅までたった100mほどの便利な処なんです。昔は郊外で、避暑地だったとか。それが今は住宅地+大学。新しい市営墓地は、綺麗に区画整理され、街路樹もあって、明るい雰囲気だけれど、ここは無縁仏の後に駅近で便利だからとお墓を建てても、近所付き合いというか、ちょっと気になります。ちょっと、そこはウチの墓所だったのよ、って魂同士で霊界で揉めたりしたら、どうするの?やっぱし、父は遠くて不便だけど、新しい墓地でよかった。